こんにちはTokyo modal music labのウエダタカユキです
皮と板、どちらをサウンドボードに張るのかによって
弦楽器の響きは大きく異なります。
音だけじゃなくて、使い勝手も大きく変わるので
音楽経験少なくても、今日は初心者でもとっつきやすいリュート系撥弦楽器(弦を弾いて音を出す楽器)

  • 皮張り楽器 ラバーブ
  • 板張り楽器 ウード

をサンプルに
実際にこのどちらの楽器も
弾く経験から深堀しましょう。

便利なのはどっち?

いろんな楽器と
いろんな人とセッションしたい
みたいな方は、板張り楽器ウードがおすすめです。
バイオリン、チェロ、ギターなど
多くの楽器が板張りなのには理由があります。

  • 気候に左右されにくい
  • チューニングがアンサンブル向き

私もアンサンブルや
他の弦楽器の方とセッションする時には
リラやウードなど板張りの楽器を使います。
ほとんどの楽器が板張りなので、チューニングも合わせやすいんですよね。
よーするに便利なんですね。
利便性や汎用性を考えるなら
民族楽器の中でも
ウードやリラ(ケメンチェ)などの板張り楽器がこの点は優れています。

音が心地よいのはどっち?

これは個人の感覚にもよるかもですが、
難しいことなんてしなくても、ボロンと奏でるだけで
まるで異国を旅してるみたいな音がカンタンに
出せるのは、皮張りのラバーブでしょう。

これは皮に響かせるだけじゃなくて、
共鳴弦がついてるのも関係しますが
利便性は低いものの、音質の豊かな
夢心地なサウンドを体験するには
ラバーブは最高の楽器といえるでしょう。

コスパがいいのはどっち?

ウードもラバーブも10万円以下で
そこそこいいものが入手できます。
特にウードは世界中でたくさん生産されていて
ネットショップでも高品質なものがゲットできます。
実際、演奏家の方もEbayなどウェブサイトで購入する方が多いです
海外ビジネス経験が豊富なトルコの楽器屋さんが運営するサイトなども人気です。

ラバーブはこの点違って、
アフガニスタン、パキスタンのトライバルエリアの民族楽器なので
ちゃーんと作っているところが限定されてます。
ネットで検索して出てくるのはインド製なので注意が必要です。

持ち運びが楽なのはどっち?

重かったり、かさばったりすると
困っちゃいますよね。

  • 軽いのはウード
  • かさばらないのは小さいラバーブ

ウードはお尻が大きいわりに
薄ーい板を貼り合わせてできてるので
めちゃくちゃ軽いです
ただ、ペグボックスが
おれ曲がっているので、ケースがおっきかったり
満員電車とかで押されたら壊れるリスクも高いです。

ラバーブは板を貼り合わせて作るのではなく
材木をくり抜いて作るのでウードよりも重いです。それでも長細い形なので
ウードよりはかさばりません、サイズは大きいのと小さいの
があり、小さいのであれば
割とコンパクトです。
私が最近、演奏用としてメインで弾いてるのは、小さいサイズのオールドモデルです。

寿命が長いのはどっち?

ウードの板の厚さとかにもよると思いますが
構造上、リペアも少なくて、長く使えるのはラバーブといえるでしょう。
え?板より皮の方が破けそうな気がするけど。。。
と思うかもですが
実は意外に丈夫な皮なので、めったなことじゃ破けません。
でも、エアコンの風が直撃するようなところに楽器を長時間置いとくのは
やめましょう、乾燥しすぎて危険です。

ウードの方がラバーブに比べて
繊細なつくりをしている、
またサウンドボード(響き板)の面積も大きいので
音質の経年劣化は避けがたいと思います。

まとめ
  • いろんな人とセッションできて便利なウード
  • 皮張りと共鳴弦の深〜い味わいがあるラバーブ


どちらも、初心者が始めやすいウードとラバーブ、どちらも魅力的な楽器ですがどっちもおんなじショートネックのリュート系弦楽器なので
弾き方はちょこっと似ています。
ウード弾ける人はラバーブもできるし
ラバーブ弾ける人はウードも弾きやすいはずです。

アンサンブル用にはウード
ひとりで弾くときはラバーブみたいに
使い分けてもいいかもしれないですね。
ラバーブのレッスンや入手方法について
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