アラビアっぽい、エキゾチックな音階を西洋楽器でできるのは、わかったけど
フィーリングが出ないとき
譜面に書いてあるとおり弾いても
シックリこないときの解決策として
トルコ・ギリシャ音楽などの装飾音の技法チャルプマがあります。
これを理解するだけで、
めちゃカンタンにエキゾ雰囲気が出せるようになりますので深堀りしましょう。

トルコ風の装飾音チャルプマ

エキゾ感をだす秘密は
トルコ風の装飾音
Sessiz Çarpma(セッシーズ・チャルプマ)にあります。

  • Sessiz   静かな
  • Çarpma 影響

直訳ですが、装飾音みたいな意味でも理解できますよね。

トルコウードの名手Teturo Shibayamaさんの演奏

ロックギターの経験者は
わかるかもですが、
ハンマリングという技法にとてもよく似てますよね。
これを微細なタイミングで
フレーズに超高速でいれるとかなりエキゾ感がでるのです。
それでも、いきなりそんなことできないのでもうちょっと具体的にしますと

音階を降下するとき
ひとつあがってから下がる

これをするだけでも、
かなりエキゾ感がでます。


上手い人は
なにをやってるのかワカンナイくらい
めちゃくちゃ高速でまるで痙攣してるみたいにビリビリした電撃チャルプマ(ハンマリング)いれてますね😳
ここまで、技巧的にならなくても
オリエント音楽が大切にしてる
ポイントがあります。

エキゾ音楽が大切にしてるポイントは

オリエント音楽の特色として
スムーズでなめらかな曲線を
大切にするという特徴があります。
特にインド音楽などでは
とても顕著なのですが
カクカクしたメロデイではなく、
まるでモスクの壁に描かれたアラビア文字みたいに
なめらかに曲線をいかに美しく描くのか
ということが大切にされます。

モロッコの古都フェスのカリグラフィー

これは、
楽器演奏においても、
人間の声のフィーリング
を大切にする
コンセプトからきています。

モスクでは楽器の使用は基本的に禁じられますが
マカーム(モード)による朗唱や礼拝のよびかけをするのも
私たちにデフォルトで備わった楽器
【のど】を使って、まるで美しい【うた】のように吟じています。

こんなこというと、アザーン(礼拝の呼びかけ)や朗唱は
音楽じゃない!うたじゃない!
とおこられちゃいますがマカームというモード音楽の理論にもとづいているので
音楽的にとらえて、パターンや仕組みを分析できるのもまた事実です。

というわけで、
アザーンまで脱線しちゃいましたが
こうした文化的なバックグラウンドを
理解した上
で音楽的なフレーズを弾くだけでもエキゾな雰囲気を醸し出す上で
とても効果的です。

人生100年学べる深いオリエント音楽の魅力

もちろん、チャルプマだけ
いれたらOKというわけでもなく
下がってくる音階に
グリッサンド(なめらかに滑らせる)みたいに弾くなど
いろんな技法が組み合わさって
エキゾな雰囲気が出てくるのですが
一度にたくさんのことを消化しないで、
ちょっとづつ理解して、
時間をかけて学んでいくほうがいいです。
人生100年の時代なので😌