アラビア音階とググると
次のキーワードに【気持ち悪い】と
でてくることがあります
心地よい、悪いは個々の主観なので自由ですが
今日は親しみやすいアラビア音階
気持ち悪く感じてしまうかもしれない理由も深堀りしますね。

西洋音楽の基礎になったアラビアからの音楽

ふだんは馴染みのない中東アラビアの音楽ですが
私達がよく耳にする、ギターやバイオリン、チェロなど
西洋を代表するような楽器のルーツは中東がルーツという説が有力です。
メソポタミアやエジプトなど都市文明が世界で他のどの地域よりも早い時代からつくられていたことからも納得できますよね。

こで今日は、典型的なアラビア音階に基づいた
モード(旋法)マカーム・ヒジャーズをみてみましょう。
トルコの音楽療法を研究する機関Tumataによるとこのようにあります。

火の特技を反映。木星とのつながりがある。夕方から朝にかけて効果が高まります。乾燥寒冷関連の疾患に有益です。骨、脳、子供の病気の治癒効果があります。泌尿生殖器系と腎臓に過剰な影響を与える。謙虚さを誘発する。低い脈拍数を増加させる。胸も影響を与える部分です。最も古い音調の一つです。ZenguleやZirgule Tonalityと密接な関係があります。Hicaz(Hidjaz)という名前は、アラビアのある地域に由来しています。サイン:いて座 グループ 火。

Maqam tonality
  • 火のモード
  • 午後に効果的
  • アラビア半島のヒジャーズ地方に由来

アラビア由来のモードにもかかわらず
実はギリシャでもかなりポピュラーなヒジャーズモード実際の演奏みてみましょう。

こちら古楽器リュートなど西洋楽器での演奏なので
わりと聞きやすいかもしれないですね。

楽曲の作者は20世紀初頭の音楽家Lavta Andonとありますが、他の資料にはオスマン朝のカリフSultan Abdulazizともあります
いずれにせよ100年以上前の楽曲であることが確認できます。

ここで使われる音階は
西洋音階で表現したアラビア音階ですがフツーの西洋音楽にはない音の使われ方が確認できます。

マカーム=音階じゃないよ

ちょこっと補足なのですが
マカーム(旋法)は=スケール(音階)ではなく
音階をつかいながら、メロデイのバックにある力学、つまり
単なる音階だけではなく、音が上がって行くときのパターン
下がるときのパターンなどトータルで音楽を奏でる技法のようなものです。

ほんとにアラビア音階は気持ち悪いの?

さきほどの音源は
西洋音階での演奏でしたが
アラビアの音階には微分音(マイクロトーン)がふくまれています。
私達が慣れ親しんだピアノやギターなどの音にはない
半音の半分の音(4分の1)も存在するので
西洋音楽の教育をしっかり受けた方であればあるほど
もしかして気持ち悪く感じてしまうのかもしれないですね。

こちらは
ギリシャの方たちの演奏により
Hicaz Mandira
動画の前半はギリシャ北部の民謡Apano stinとあわせて
後半で実にエキサイティングに演奏されています。
どちらもギリシャ北部のトラキア地方の音楽によく見られる
7拍子です。

参考までに
私の採譜した
Hicaz Manriraの譜面も添付しておきますので
ご活用くださいませ😌