音楽療法としての【アルメニア】民族音楽とは

今回ご紹介するのは
アルメニアの音楽とともに
そこで使われてる音楽的なモード(マカーム)についてもお話しますね。

アルメニアってどこなの?

アルメニアはコーカサス地方にあります、
コーカサスといってもピンと来ない方もおおいですよね。

東はアゼルバイジャンとカスピ海
西はトルコアナトリア半島
南に中東の大国イラン
北にロシア
の海なし内陸国アルメニアは
2020年アゼルバイジャンとの戦闘で
話題になりましたが、
その立地条件からも
わかるように、音楽的にも中東やヨーロッパの影響が
フュージョンした親しみやすいメロデイがたくさんあります。

https://youtu.be/B8YHAPG_OMI

素朴なメロデイの中に
西洋的なコードも使われていて
かなり聞きやすいのではないでしょうか。
楽曲のタイトルにもある
Erzrum(エルズルム)は
アルメニア領内ではなく現在のトルコ西北部の街です。

アルメニアからも一望できる
トルコ東部にあるアララト山には
旧約聖書の物語、ノアの方舟がたどり着いた伝説もあり

メロデイを聴くだけで美しい山岳地帯を旅した気分にもなりますね。

この楽曲もそうですが
アルメニアの曲の多くは
マカームフセイニに基づいているものが多くあります。

今回とりあげた楽曲でも使用されている
マカームについて音楽療法の側面から
中東のモード(マカーム)を研究しているグループTumataにはこのようにあります。

SCORPIO(水瓶座)。グループです。水(WATER)。惑星。SATURN(サターン)。湿度が高く暑い。夜明け後から朝にかけて効果的。午前中から正午にかけて効果が高まる。土曜日は特別。
優しさ、静けさ、リラクゼーションを誘発し、安心感を高める専門性を持ち、肝臓、心臓、魂の膿を止め、破壊します。それは胃の熱から緩和します。密熱、一日一回だけの発熱、左肩のトラブルに効果があります。穏やかな気持ちになる。内臓に影響を与える。人と自然を結びつける。秘密のペンタトニック構造により、自信と決断力を与え、最も古い調性の一つである。少なくとも6世紀の歴史を持っています。

 

Maqam tonality
  • 水の旋法
  • 夜明けから明け方にかけて効果的・静けさと安心感
  • 左肩のトラブルに効果的

などなど書かれていますが
私は音楽の専門なので
医学的な効能については言及は差し控えたいとおもいます🙇
いずれにせよ、オスマン時代以前は主に精神医療の目的として様々なマカームを
漢方薬のように、個々の症状にあわせて処方していたというのを
いくつかの資料から確認できます。

微分音(マイクロトーン)について

.

Turkish Maqamより

中東の音楽には
微分音(マイクロトーン)といって
西洋音階にはない微細な音があります。マカームフセイニも
2度と6度の音に微分音がふくまれるのですが
今回はだれでも親しみやすいように微分音なしの楽曲で紹介しましたのでまた微分音については次回深堀りさせてください。

今回はあえてキャッチーでわかりやすい
コーカサスの音楽から
マカームの雰囲気にも親しめると思います😌

ギターやマンドリン、ウクレレなどの西洋楽器でも
コーカサスの情景を味わうことができますので
コードつきの譜面をご用意しました
無料ダウンロードできるのでご活用くださいませ。

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