西洋音楽に対して民族音楽というと
もちかして安っちいイメージあるかもですが
実は中東周辺の民族音楽には
とっても深い音楽療法としての歴史もあります。

西洋音楽が今のように発展する土台にもなった学者
17世紀後半まで
ヨーロッパの大学で使用されていた書物の著者
医師であり哲学者でもあるイブン・スィーナーによると

“治療の最善かつ効果的な方法の一つは、患者の精神的・霊的な強さを高め、病気と闘うように励まし、周囲の環境を楽しくし、最高の音楽を聴かせ、愛する人々との触れ合いを保つことである。”

参考資料 Music Therapy in Turkey 

ということで深い深い民族音楽
オリエント世界の音楽の入り口
マカームの世界に足を踏み入れてみましょう😌

午後のマカーム ニハーヴァンドが初心者には最適な理由

中東オリエント世界の音楽モード=マカームには最適な時間、効果的な時間があるということは以前おはなししましたよね。

今回は午後に効果があるといわれるマカームニハーヴァンドに基づいた楽曲をご紹介します。

こちらマカームの音楽療法におけるについての調性について

Maqam Nihavend Tonality
CAPRICORN(射手座)。惑星。SATURN-JUPITER、グループ。EARTH-FIRE。暑くて乾燥した性質。午後の半ば以降に良い印象を与えます。黄胆、昼間、男らしさとの関連があります。血液循環、腹部、腰、太もも、脚に効果があります。急性腹痛、腰の痛み、血圧に関係する病気に効果があります。最も古くからある調律の一つです。

tumataより「引用

医学的な効能は専門外なのでさておき
ニハーヴァンドはイラン東部にある地方の地名
厳密には微分音(マイクロトーン)西洋音階ではない音も含む
のですが
地方や、個人によって
マイクロトーンの解釈は異なるので
ここでは深堀りをしません。
今回は初心者の方にも
最適な楽曲があるので今回は入り口をひろーくして叙情的かつ
西洋音楽にはない
ウネウネしたメロデイ感もありつつ
コードもついてる
アラビア民謡Lammabada Yatathannaランマバーダ
ご紹介しましょう↓

いかがでしょう?
意外に聞きやすいと
感じたかもしれないですね

その理由として
私たちがよく親しんでいる
西洋音楽のハーモニー(コード)
ついているバージョンでした

コードが入ると何が違うの?

はい、それはやはり
現代人には感情移入しやすいということでしょう。

オリエント世界、東洋の音楽は
エンタメ性よりもむしろ
深遠なこころの世界の統合を目的としたような
ところに重きをおく傾向もあるのですが
やはりこうしたコード感があるアレンジだと
圧倒的に現代を生きる私達の耳には馴染みがいいはずです。

Lammabada Yatathannaの楽曲の由来はムワッシャハという中世イベリア半島(今のスペイン)のアラブアンダルスにあるということです。
詩についてはそうかもしれないですがメロデイにおいて
私はこの説には懐疑的です
なぜならアンダルス音楽が残るモロッコの古都フェスのアンダルス音楽には
このようなメロデイ形式の演奏資料をみたことがないからです。

とはいえ
とても美しいメロデイかつ親しみやすい名曲なので
ぜひぜひこの楽曲から東地中海や中東の音楽に親しんでもらえればと思います。譜面はこちらになります↓
無料ダウンロードできますのでご活用ください🙇

というわけで民族音楽から学ぶ音楽療法として
こころに響く中東メロデイ

午後に効果的といわれる
マカームニハーヴァンドに基づいた

初心者でも失敗しにくい楽曲
ランマバーダをご紹介しました。

私は何年か前に弦楽器リラを初めた時
この楽曲はよく演奏しました😌

当時、まだ慣れない楽器でガチ初心者だった私でも
失敗することなくアンサンブルの中で演奏できたので
この楽曲ははじめて中東音楽にチャレンジする方にもオススメです。

即興演奏のアプローチや
もっと深く知りたい方は
ミュージックレッスンも開催してますので
お気軽にお問い合わせくださいませ。