ギリシャ音楽といっても
島や地方によってもかなり多様性があります
前回クレタ島の山の唄Rizitikoを紹介したので、今回はクレタ島に伝わる戦士の踊り
ペントザリPentozalisにまつわる伝説をご紹介しますね。
演奏は私のリラの製作者でもあり先生でもある
ステリオス・ペトラキスさんたちのアンサンブル
屈強な男性たちが手をつないで
勇壮にステップを踏む姿からも
戦士の踊りの由縁が感じられます。
ペントザリは戦争の踊りで、勢いがあり、高いジャンプの動きがあり、多くの即興が可能です。適度なペースで始まり、次第に加速していきます。伝説によると、オスマン軍が反乱軍を殲滅するためにクレタ島に出撃したとき、クレタ人がこれを踊ると、オスマン軍はあまりの速さに彼らが悪魔ではないかと恐れて逃げ出し、神から送られた踊りではないかとさえ思ったそうです。戦いの前にはクレタ人がこれを踊り、(敵の)軍隊の士気を下げていた。
wikipedia pentozali
クレタ島の神話にも
マッチョなミノタウロスがいますよね
古代から男気あふれる気風があったんですね。私がクレタを訪れた2017年
地元の方に連れられて民族楽器のミュージシャンが集まる民謡バーを訪れたことがあります。
こうした島の音楽の多くは
職業音楽家ではなく
漁師さんや教師など
他に職業を持っている
アマチュア音楽家なのですが
プロミュージシャンとはまた違った
島の暮らしの息吹を
感じられるようでした、
生活と音楽が結びつきを感じます😌
宴もたけなわ
バグパイプも登場して
聴衆も混じってクレタンダンス
やはり手をつないで
輪になって踊ります。
ペントザリの譜面
マンドリンやギターなど
身近な楽器でもできる
クレタ島の舞曲ペントザリ
私が旅したときのストーリーとともに
演奏してみました