ギリシャのクレタ島に伝わる
バイオリンのような擦弦楽器
クレタンリラは
ヴィオラ・ダ・ガンバなど古楽器や
二胡と同じように
弓で弾く擦弦楽器です
もともと3弦であったリラは
東ローマ帝国時代のレリーフに
あるように
![](https://swarajmusic.com/wp-content/uploads/2021/02/Byzantine_Lyra_Museo_Nazionale.jpg)
バイオリンやチェロなどが生まれる以前
から地中海地域にはあったことが確認
されています
リラは古代において
竪琴のような楽器でしたが
中世以後ギリシャ世界では
リラといえば
このような擦弦楽器のことを
指すようになりました
スワラジ民族音楽アンサンブルで
使用しているリラは共鳴弦つきのもの
90年代に音楽家ロスデイリー、ステリオスペトラキスらにより開発されました
![](https://swarajmusic.com/wp-content/uploads/2021/02/c0158301_18371909.jpg)
2017年にウエダタカユキが現地を訪れて
購入、基本的な取り扱いや奏法などを
習いました。
共鳴弦があり
一見すると難解な楽器にみえますが
ナット(上駒)もあるので
ケメンチェに比べると
弾きやすい構造になっています。
調弦 GDAE(低い弦から)