イスタンブールの古楽器ケメンチェは
バイオリンのルーツのひとつとも
考えられ


西洋古楽器ヴィオラ・ダ・ガンバや
中国の二胡のように弓を下からもつ
擦弦楽器です。

イスタンブールだけではなく
ギリシャでは
ケメンチェはPolitili Lyra とよばれ
古典音楽の愛好家に
大切に受け継がれています。

Ussak Sarki

枯れたような哀愁を帯びた独特の
音の秘密は

左手の爪で弦をおさえることで
音程をコントロールする特徴からきています、

同じようなフレットレスの楽器
バイオリンやチェロなどは
指の腹で弦をおさえます

ケメンチェが弦楽器にもかかわらず
笛のような掠れた音が出る秘密はここに
あります。

・ギリシャクレタ島のクレタンリラ
・マケドニアのケマネ
・ブルガリアのガドルカ

などは同じように爪でおさえるので
同系の楽器とされます

ナットも指板もないケメンチェ

イスタンブールのケメンチェが
これら同系の楽器と大きく違い

民族楽器の中でもケメンチェが
やや難易度が高い理由は

ナット(上駒)という
バイオリンやギターなど
ほとんどの弦楽器に共通する
ブリッジや指板がないことにあります

これにより
なめらかでスムーズ、
甘美な曲線美の世界を表現することも
可能です。

スワラジ民族音楽アンサンブルでは
イスタンブールのケメンチェ奏者
ジャンフェザさんに師事した
ウエダタカユキが担当しています。