こんにちは、Tokyo modal music labのウエダです。
私は7年ほどラバーブに携わり。アフガニスタンのラバーブを所有する経験から最適な弦の選び方を経験にもとづいて、わかりやすく解説しますね。
ドローン弦と共鳴弦は2種類の弦をつかう
アフガニスタンの古典ラバーブは
2つの特色が違う弦、ドローンの2本に銅製、1本にステイール製をつかいます。
👆動画の後半で銅弦とステール弦の音の違いを試してます。
いかがでしょう?
銅弦の方が、倍音を豊かに含んだ音がします。
共鳴弦もおなじように、低い弦から7本目までは銅弦をつかいます。
銅の弦の注意ポイント
銅はステイールに比べて、リッチな音がするけど
伸びがあまりないので、切れやすい特徴があります。
とくに、気温が低下した日などは注意してくださいね、
急にペグを回すと切れちゃいますので。
ステイール弦はエレキギターの弦で代用可能
ステイール弦は、エレキギターの弦などでも代用可能です。
私が2017年にお会いしたギリシャ・クレタ島の演奏家Ross Dalyさんからもそのようにアドバイスいただきました。
銅の弦を入手する方法
いろいろ調べた結果、
こちらのイランのサイトShopiPerciaに注文してみました。
Setar、Tarの弦と表記がありましたが、
ラバーブのドローン弦に最適です。
日本までだと送料で35Euroプラスされます
アフガニスタンやイランで買うよりは、割高かもしれないですが、注文から1ヶ月くらいで無事に自宅のポストまで届きました。
メイン弦はどこで買うの?
👆アフガニスタン・ヘラートのラバーブ製作者Ghulam Nabi Noory推薦の弦はこれです。
La bella社のcriterionという黒い弦、アメリカだと1000円くらいで買えますが
日本でcriterionを買うと高いので、同じメーカーのものをamazonで探してみたら、ありました。
👆これは太い弦(Kata Tar)用
👆これは中弦(Miana Tar)用
というわけで、今回は日本でラバーブの弦を入手する方法でした。
ラバーブを弾くことは、シルクロードの文化遺産の継承に貢献します、
アフガニスタンでは、ラバーブ製作者や演奏家は抑圧されていますが、
日本から私たちができることを継続的に支援していきましょう。