Tokyo modal music labの目標は、
世界の伝統的な音楽遺産へのアプローチを通じて
音楽家と学生の出会いの場であり、モーダルミュージックと伝統音楽の分野全般の教育に関して、主導的な役割を果たします。
東京ジャーミイでスーフィー音楽コンサートを主催
2021年文化庁の補助を受けて設立した当団体は、
日本最大のモスクであり、中東文化の発信地でもある
東京ジャーミイディアナート・トルコ文化センターと提携し
スーフィー音楽コンサートを実施しました。
上の動画はスーフィー音楽にフォーカスしたメヴラーナ記念コンサート、その中で伝統楽曲とともに、
当団体の代表が作曲したアフガニスタンの音楽モードとオスマン古典音楽のリズムパターンを融合させた楽曲も演奏しました。
モスクでアラビア書道、フラワーアートとのコラボ企画
2022・11/12アラビア書道とフラワーアートとシルクロード民族楽器ラバーブでライブパフォーマンス。
シルクロードの国アフガニスタンに伝わる夕べの時間に最適な音楽モードRaga Yemanで演奏しました。
代々木公演トルコ・ユーラシア音楽フェス2022を主催
野外イベントのオーガナイザーとして、コロナで数年間休止していた、トルコフェスのステージを
トルコ文化センターユヌス・エムレから依頼され、文化庁の補助を得て当団体が主催して実現しました。
音楽家や実演家がつながる、とてもよい機会になりました。
学芸大学でスーフィー音楽の講義
学芸大学での写真
東京ジャーミイのイマーム・リファット先生と
学芸大学での出張講義。
21世紀中に世界最大人口になる
イスラム圏のモーダルミュージックは
西洋音楽が発展するにあたり、基盤になりました。
オスマン帝国の伝統を受け継ぐトルコでは
イスラム教の礼拝の呼びかけ(アザーン)や
聖書(コーラン)の朗誦などにも
モーダル音楽の手法が取り入れられています。
音楽制作
オーガニック食品を扱う会社(株)Nハーベストのドキュメンタリー映画の音楽を
当団体の代表ウエダタカユキがパキスタンの伝統楽器で作曲、編曲し制作しました。
映画のサントラはCDアルバムKarakoramとして販売してます。
チュルク語でKaraは黒、Koramは砂、この名前のハイウェイはウイグル自治区のカシュガルからパキスタンに抜けるルートとして今でも使われています。
私たち日本のアイデンテイにもおおきな影響をのこした、
シルクロードの楽器はどこか懐かしささえ感じるとともに、
多様性が大切な21世紀において、西洋一辺倒ではない教育の必要性から、このような地域の楽器や音楽を理解することは、とても大切です。
日本のユーラシア楽器アイヌのトンコリを制作
樺太アイヌから北海道にもたらされたとされるトンコリのルーツは、中央アジアだという研究があります。 ユーラシア大陸の楽器を研究している当団体は実際に、トンコリを制作してみました。
共鳴ボディにビーズ玉をいれて魂を吹き込むという発想が興味深いですね。
トンコリとシルクロード楽器のコラボレーション
トンコリに似たシルクロード擦弦楽器とあわせて演奏してみました。
制作期間はだいたい1週間くらい、冬休みの間につくりました。 ペグを削ったりするのはラバーブなど他の楽器に応用できるのでいい経験になりました。
トンコリの問題点として、音量がとーっても小さいことがあります。 民族楽器は西洋楽器に比べて音量が小さいのですが、それにしても音量が小さすぎるので、ラバーブの共鳴弦の仕組みを導入してみました。
ここからは、ブリッジを立てて弦を張るだけ。 2022年はスーフィー音楽プロジェクトがはじまってしまったのでとりあえずこのプロジェクトはここまで。以後はお楽しみに。
トルコの伝統曲をアンサンブル用に編曲
2022年トルコ🇹🇷建国100年を祝うプレイベントに、
ケメンチェの演奏とともに、伝統曲Uskudarをアンサンブル用に編曲しました。 昔、日本でもヒットしたトルコ民謡ウスクダラはイスタンブルの歌として今でも、トルコだけではなく、ギリシャなどでも親しまれています。
伝統楽器の特性をふまえて、アレンジし演奏しました。