2019年に中村哲さんが活動をはじめられた
パキスタンのアフガニスタン国境の街ペシャワールでアフガニスタンの民族楽器を学んだTokyo modal music lab 主宰のウエダタカユキです
長い間紛争であぶない イメージが強いアフガニスタンですが実は美しい音楽や詩がたくさんあります
詩と薔薇の国ともいわれるペルシャ語文化圏
アフガニスタンもふくまれています
中でも最もポピュラーな民謡がこちら
Bia ke borem ba Mazar マザーリへ行こう
いきなり妖しい旋律
に違和感を感じるかもしれないですが。。。。
実はとても美しい歌詞なので
紹介しますね
Bia ke borem ba Mazar Mullah Momo jan
聖者さまの祠のあるマザーリへいきましょう
Saile gule lalezar Wah wah dirbar jan
愛する人よそこは花でいっぱいですBia ke borem ba Mazar Mullah Momo jan
聖者さまの祠のあるマザーリへいきましょう
Saile gule lalezar Wah wah dirbar jan
愛するモモさまそこは花でいっぱいですAli sher e Khuda dardam dawaa kou
私は山の上で叫びます
munajaat e maraa pesh e Khuda kou
神の獅子アリーさまの御名前を
cheraaghaye roghani nazreta metoum
私たちの不幸を幸せに変えてくれるようにBaro ba yar bogo yar tu amad
私が着いたと愛する人に伝えてください
Gule narges Kharidare tu amad
水仙の花を与えた愛する人が帰ったと
Gule narges Kharidare tu amad
水仙の花を与えた愛する人が帰ったとBia ke borem ba Mazar Mullah Momo jan
引用元 https://taimur.wordpress.com/2012/07/21/bya-ke-borem-ba-mazar-rabab-tabla-violin-on/
聖者さまの祠のあるマザーリへいきましょう
Saile gule lazar Wah wah dirbar jan
愛するモモさまそこは花でいっぱいです
危険なイメージとはうらはらに
美しい花をもった愛する人と
水仙の花が咲く頃
聖者さまの祠にお参りしましょうという
なんとも牧歌的な詩😌
モモさまとはイスラム圏でよくある名前
ムハンマドさまのこと
ムッラーとはイスラム教シーア派の聖職者のこと
イスラム教は偶像崇拝の禁止のみならず
聖人崇拝なども基本ダメなのですが
アフガニスタン北部は中東からも遠く離れたところ
厳格なイメージあるかもしれないですが
〜聖者さまの祠に祈ると願いが叶う〜
みたいな土俗的な風習も残っているのですね😌
紛争のイメージが強いアフガニスタンですが、このように美しい文化があります。
コード付きの譜面も用意しましたので
よかったらダウンロードフリーなのでのせておきますね。
アフガニスタンの民族楽器ラバーブは難しくない理由
ラバーブは
アフガニスタンを代表する民族楽器。
ごらんのように弦がたくさんあって
一見すると、かなり難しそうなラバーブですが実は難易度はそれほど高くないと思います。
もちろんどんな奏法をするかにもよりますが
メインで弾く弦は
3コース(+ドローン弦)
ほとんどの弦は共鳴弦なので
たくさんの弦をすべて弾くわけじゃないんです😌
この共鳴弦と
山羊の皮のおかげで
難しいフレーズを惹かなくても
1音鳴らすだけでも
夢のようなシルクロードの世界に誘ってくれます。
西洋を代表するような楽器
バイオリンやチェロが生まれる
千年以上も前から
この地には
弦楽器が奏でられていたのは
今でも博物館のレリーフに遺されています。
Tokyo modal music lab では体験レッスンなども
できますので、気になる方はお気軽にお問い合わせくださいませ。