こんにちは東京で音楽団体を立ち上げ
日本最大のモスク🕌東京ジャーミイと提携してスーフィー音楽プロジェクトを推進しながら
ラバーブ音楽教室を営むウエダタカユキです。
民族楽器ラバーブをゲットする方法2つ
①パキスタンから買う ②アフガニスタンから買う
TMMLの生徒さんの多くは
①パキスタンからラバーブを取り寄せてます。上の写真も生徒さんのために取り寄せたラバーブです。
✔︎パキスタンラバーブの特徴
コスパがいい6万〜7万から（送料込み） 送金と輸送がめちゃスムーズ
お手軽なのはパキスタンからです。
実際、今年は
4本ほどパキスタンから輸入しましたがどれも、スムーズに問題なくとどきました😌なので
初心者にはパキスタン製は最適でしょう。
ですが、やはりラバーブはアフガニスタンで発展してきた楽器
とくにクラシカルな
魂に響くような、深ーい音色を体感したければアフガニスタン製がオススメです。
タリバン政権下でラバーブ作ってるの？購入できるの？
アフガン製のが最高なのはわかったけど
たしか、2021年にタリバンが復活したよね
厳しいイメージだけど、大丈夫なの？
無謀にも
この状況下で現地の2つのラバーブ工房にラバーブを注文してみました結果。
首都カブールの名工Yusef Qaderiのラバーブ工房
2017年ギリシャ・クレタ島の音楽家ロスデイリー氏を訪ねた時に
紹介いただいたラバーブ工房、400年続くラバーブ職人の名家です。
タリバン支配下でも、まだやってるのかな
不安に駆られながらも
連絡してみた結果、
ラバーブの製造と販売を続けていましたので
ウエスタンユニオン銀行を通じて支払い、注文してみましたら
オーダーから2ヶ月後に
すばらしい仕上がりで完成！
そこまではよかったんですが、
輸送途中にタリバンに検問されて
破壊されてしまいました。。。。。。
もちろんお金もすべて振込済み、
それよりなにより
彼らは尋問され、暴行をうけたと報告されたので
そちらの方が心配です。
というわけで、製造販売はできるけど、2022年の現状だと
国外への輸送が難しい状況です。
古都ヘラートの名工Ghlam nabiのラバーブ工房
イラン国境に近い、かつてのテイムール王朝の都
ホラーサーンの真珠とうたわれた古都のヘラートにも
有名なラバーブ工房があります。
こんな厳しい状況でも
やってるのかな、とこわごわ連絡してみたら
連絡がつきました！
が、今はイランのテヘランに亡命中
ヘラートでは制作販売が成り立たない危険性があるため
亡命先でラバーブを作っておられました。
イランに発注する2つの問題
イランもきびしい政府ですが
タリバンみたいに、楽器をぶっ壊したりしません
なので、オーダー可能ですが
ちょこっと問題があります。
①銀行振込ができない ②DHLなど大手の輸送会社が使えない
イランはご存知のように
経済制裁をうけてるため、
かんたんに銀行送金ができません
この点アフガニスタンの方がまだマシですよね
ウエスタンユニオンでさえ、使えないんです。
でも、合法的な抜け道はあります。
送金の問題さえクリアすればイランからの輸送は可能です。
ほんとにイランから最上のアフガンラバーブが届いた
で、こちらが実際に届いたラバーブ
1600ドルプラス350ドルと
民族楽器にしてみれば高額ですが
そのクオリテイは、文句なし
すばらしい意匠もそうですがとにかく弾きやすい！
重厚な残響音も毎日弾くたびに、幸せが洪水みたいにおしよせてきます。
もはや、他の楽器が弾けなくなるくらいです。
弦、ブリッジ、パーツのすべてが
明らかにパキスタン製とは違い
クラシック仕様です。
ラバーブを弾くということは人類の文化遺産をサポートすること
バーミヤンの大仏も
今回オーダーしたラバーブも暴力によって破壊されました。長年アフガニスタンで活動されたペシャワール会の中村哲さんも暴力の犠牲になられたのは、記憶に新しいです。
でも、これで
あきらめちゃいかんのです。
ラバーブを弾くことは、ラバーブを購入することは
シルクロード文化圏の日本人として
音楽文化をサポートして
世界の大切な遺産を次の世代に受け継ぐことに
貢献できることです。
私たちも誇りをもって
ラバーブを扱い、弾くべきです。
ラバーブには
ギターや他の西洋楽器が出せないような
ナチュラルキラー細胞の活性化させるような高周波を出すことが
データの上でも確認できました。
20khzが人間の可聴領域
それをはるかに上回ってるのが確認できます。
圧政者に屈しないでアートを持続させるためにもラバーブを購入しましょう、弾きましょう
武器ではなく楽器をとりましょう。TMMlは全力でサポートします。