今回は、ピッキングの基本についてわかりやすく解説しますね。
このやり方はギターやウクレレ、ベースとか弦楽器に共通します。
この記事をよんで実践すれば、リズムがズレにくくなり、グルグルめぐる遊牧民の躍動感を出すことができるようになります。音大時代に習った知識と演奏でつちかった経験をシェアしますのでどうぞ、最後までごらんください。
安定したリズムを刻む方法【オルタネイトピッキング】
数字って奇数か偶数かにわかれますよね?
音楽もおんなじでリズムは2種類、奇数と偶数、これだけです。
オルタネイトピッキングは偶数リズムのキープでめちゃくちゃ効果的です。
実際、ほとんどの音楽は2や4拍子なので、これをおさえとけば
偶数系のリズムでずれることはなくなります。
聞きなれないかもしれないですが、答えはとってもシンプルです。
オルタネイトピッキング=ダウンとアップ交互に弾くこと
よーするに、ただ上下に弾くだけなんです。
めちゃカンタンなコンセプトですよね。
偶数系のリズムだったら、どんな早いリズムでもこの方法だとズレなくなります。
左手はいっさい使ってないです。 右手のピッキングだけでOKです。
シンプルなリズムを刻むことからはじめてだんだんとアクセントの位置や強弱をズラすことで、躍動感あるダイナミクスを効果的につくることができます。
ピッキング方法は3つだけ
ダウンとアップはわかったけど、あとの1つってなんだろ?
それは空ピッキングのことです。
弾かない音の時に手がとまってたら、次のピッキングにすぐに移れませんよね
時計の振り子みたいに上下させるオルタネイト運動はそのままで空振りをしてリズムキープするんです。
よくロックでも左手はミュートしながら
右手はプラプラかき鳴らしたり、鳴らさなかったりしますよね。
あんな感じです。
ロックはもともと、アフリカ系の音楽がルーツですよね、
アフリカといえばリズムなので、もともとロックな人はノリを出すとはどーいうことか体でわかってるので、間違いなく上達が早いです。
日本人にはリズム感がないってホントなの?
これは昔からよく議論されてますよね、
ジャズのバックビートとか3拍子系のノリを出すのが苦手なのには理由があります。
民族音学者小泉文夫さんのリサーチではこのように言及されていました。
稲作農耕民=安定した2拍子系 牧畜・遊牧民=躍動する3拍子系
ながい間に暮らしの中で培ったリズムが染みついちゃっているのかもしれないですね。
これはいいとか、悪いとかじゃくて生活様式の違いなので
3拍子系でノリを出しにくいと感じる人も自然なことなのかもしれないです。
参考資料→小泉文夫の民族音楽リズムのいろいろ