こんにちは民族楽器の演奏と制作をしてるTokyo modal music labのウエダです。楽器のメンテナンスや制作のために欠かせないのが作業台=ワークベンチです。
今まで作業台なしでやっていたのですが、やはり専用のワークベンチがあるとぜんぜん違います。ショーベリのワークベンチとかはカッコよくて有名ですが30万くらいします、めちゃ高いですよね😭
それに100キロくらいあるので日本の住宅には重すぎかも、
安いのならAliexpressでも中国製が送料込みで3.6万円くらいで買えるけど、
そんな安いので大丈夫かなという心配もあります。
部屋の中心になるワークベンチは作業の時じゃなくても、毎日使う道具なので3つの理由から近所の材木屋で木材をそろえてDIYしてみました。
- 部屋の大きさに最適化できる
- 最低限の機能でつくれる
- 国産の材料で安くつくれる
やってみたいけど、自分はあんまり器用じゃないしと思うかもですが
実は私もそんなに器用な方ではありません、子供の頃の成績は技術や家庭科で4や5などとったことなんて一度もありませんでした。
プラモデルとか作っても、塗装を完璧にしあげてる友人みて
すげーなあ、おれにはできないなあと落ちこんでました。
完璧じゃなくてもぜんぜん大丈夫です。
今はいい時代になって
味があるもの、クラフト感がでてるものも人気ですよね。
ぜんぜん完璧じゃなくてもいいんです、
むしろdiyだとヘタウマ感がでて買ったものとの差別化ができていいですよね。
この記事を最後まで読むことで
シンプルで好きな感じでカスタマイズできるワークベンチの作り方プロセス、どのくらいの時間で、いくらくらいの予算でできるのかわかるということだけじゃなくて、
モノづくりの本質についても経験を通じてシェアします。
技術があると、組織に頼らないでも自由に生きていることができます。
これを知っておくだけで、なにかにチャレンジするときの成長スピードが
格段に変わりますのでぜひ最後までごらんくださいませ。
まずは柱になる木材、
ヒノキ角材9cmx9cmx66cm 4本にそれぞれ鉛筆でしるしつけてノミと木槌でほぞ穴をあけます。高さぴったりにあわせるために、私は材木屋さんでカットしてもらいました。ホームセンターとかでもカットできますよね、こうした外注サービスは利用した方がいいです😌
柱に穴をあけたら、いよいよ立体に組み立てます。この作業で一気に、あっという間にワークベンチらしくなります。
天板は持ってる端材を材木屋さんに反りを直してもらって(製材)済みの板をそのまま上から打ち込んでつかいました。ワークベンチにはやや薄い2cmくらいの板なので、また気が向いたら取り替えやすいようにしました。
楽器を傷つけないように、天板とおんなじ素材、ヒノキで木工バイスもとりつけました。これがあると、グーッと工房らしくなりますよね。ただここで注意!バイスは鉄のかたまりなのでめちゃ重いです。。。
なのでアマゾンでうってる1番シンプルな構造のやつにしました
クイックリリース型とかもあるけどもっとでっかくて、重いんですよね。
とりあえず、シンプルなのつけてみてさらに必要であれば、もうひとつテーブルのサイドにつけてみます。いろいろ調べた結果シンプルなデザインなので、これにしました。
費用はいくらだったの?
というわけで、念願のワークベンチ、憧れのバイス付きだいたいの予算はこんな感じでした。
- 材料費 2.5万円くらい
- 制作期間 3日くらい
実際は、材木屋さんにカットお願いして
まってる時間もありましたが、だいたい3日もあれば、できます。
電動工具はインパクトドライバーだけでも十分だとおもいます。3万円くらいはいいけど、そんなに時間かけてられないよーと思うかもですが、急がば、まわれ=モノづくりで大切なコンセプトです。クラフトの仕事に15年以上関わった経験から遠回した方がかえってショートカットになります。
後悔したくないなら注意した方がいいこと
これは今回もやってみて
めちゃ大切だとおもったのことなので最後にシェアしますね。
- まずは最低限のものでスタート
- とりあえず、手を動かしてみる
- 動かしながら考えて、材料をそろえていく
- 一度、現場を訪れてみる
はじめから、いきなりぜーんぶ道具そろえたり、材料そろえたりしない方がいいです。せっかく買ったのに、うわー使えない😭とか、持ってるので代用できたなあ。。。。なんてことになりかねないので、ここはめちゃ注意です。ワークベンチを作るならまずは初めの動画のプロセスで必要なもの
- 定規
- 柱の材木
- 木工ノミと木槌
これだけでいいです。なんでかっていうと
自分がもってた材木とか、道具とかも使えるケースがあるからです
ネットをみてると、これの他にもあった方がいいものやオススメがたくさんでてきます。私もちょくちょくいらないもの買っちゃって失敗しているので
まずは最低限の道具からはじめて、現場のすすみ具合にあわせて徐々にそろえていくこの方法が、時間はかかるけど無駄がでない低コストでできる方法です。