モーダルミュージックのメリットと大切なポイントは

わたしの創設したTokyo modal music labのmodal=モーダルですが、モデル?と勘違いされることあるけど、モデルじゃないんです。モーダルには実はとっても大切な意味とメリットがあります。
これを理解してレッスンするのと、ワカンナイでやるのとじゃ雲泥の差になりますので
あらためて、今回はわかりやすく解説しますね。

西洋音楽にとらわれない自由な音楽=モーダルミュージック

モーダルミュージックとは、西洋音楽の概念にとらわれない音楽のことです。
フツーの西洋音楽では、メジャースケールやマイナースケールなどの音階を用いますよね。でも、モーダルミュージックでは、代わりに「モード」と呼ばれる音階を用いて音楽を作ります。

モードは古代から受け継がれた知の文化遺産

モードは、メジャーやマイナー以外にも、様々な種類が存在します。これらのモードは、それぞれ特有の音階や音程を持ち、異なる音楽性を生み出します。 インドではラーガ、ペルシャではダストガー、アラビアではマカームなど、いろんな呼称がありますが、それぞれモードのことを指しているので同じ意味です。

モーダルミュージックの3つのメリット

モード音楽を学ぶ上で、とてつもないメリットがあります。
ひとつひとつ、シンプルに解説しますね。

①音楽の豊かさ

モーダルミュージックは、通常の西洋音楽にはない、独特な音楽性を持っています。コードや複雑な和音から解放された音楽は、自由な発想力を刺激し、ポリリズムにあるような躍動感と微分音(マイクロトーン)に代表されるような微細な音楽性を表現できます。
ピアノやギターで曲は弾けるけど、自由にやっていいよって言われると何をしたらいいのかわからない。そんな状態が、モード音楽を学ぶことでカンタンに解消されます。

②ジャムセッションにおける自由度の高さ

モーダルミュージックは、簡単に自由なジャムセッションを楽しむことができます。
譜面もみないで、アイコンタクトだけで気持ちよく、音を心ゆくまで味わいながら演奏ができるようになります。
譜面にとらわれないで、空間にある音そのものを感じることができるようになり、即興演奏がしやすく、自由度が高い演奏ができるようになります。

③単旋律ならではの優位性

モーダルミュージックは、単旋律(ひとつのシンプルなメロデイ)が基軸なので、音楽理論においてより多様な4拍子や3拍子だけではない多様なリズムパターンを用いたメロデイの表現方法を実現できます。この法則を1度学べば、あらゆる楽器に応用できるようになります。

ロックもモーダルミュージック?

英語のYoutubeですみませんが、
ここで紹介してるPhrigian ModeはRaga Bairamiとほぼ共通してます。
民族音楽だけが、モーダルなわけじゃなく、ロックの中にもモーダルミュージックの影響を受けた作品がおおくあります。 つまり、まったく馴染みがない音楽じゃないってことですね。

西洋クラシックがあえて避けてきた?古代や中東っぽい、エキゾチックなモードを、ロックなど現代の西洋音楽が自由に取りこんで発展させているのは、興味深いですね。
動画の後半では微分音(マイクロトーン)についても言及してます。かなり突っ込んでますね、でも英語なので、よくわかんないかもしれないですね。大丈夫です。レッスンで説明しますね。

 

以上のように、モーダルミュージックには、音楽の自由度が高く、新しい表現の可能性を広げることができる、多くのメリットがあります。音楽の表現方法に新しい風を吹き込むために、モーダルミュージックに触れてみましょう。

これだけは忘れないで→移動ドが大切な理由

意味ワカンナイかもですが、
よーするに今まで固定されてきたドレミの概念は忘れてくださいということです。
ドレミを使うなら、絶対ドではなく移動ドの考え方が大切です。

わたしのラボでも、西洋譜面は使いますが
絶対音ではなく、移動ドの考え方で読んでください、それはモーダルな表現ができるようになる、即興演奏ができるようになる最大の近道だからです。

根っこの音=トニックの重要性

自由に演奏できるのは、トニック=根っこの音がわかっているからです。
暗黒の海に船出しても、北極星がわかってれば迷うことはないですよね。
自分の居場所がわかるために、ラバーブのドローン弦をトニックにセットするのは、そのためなんです。
自分が今、どの音で留まっていて、次にどの音に進むのか、明らかになります。

移動ドって案外カンタンな理由

楽器にあわせて、モードにあわせて
トニックを自由に動かしてそこからの音階を測ることは移動ドの考え方です。譜面を配られたからって鵜呑みにしないで、実際の音の根っこはどこかな?といつも考えて、読み替えて、くださいね。

ポッドキャストでも解説してます

Stand.FMも同時にやってますが、Youtubeも最近Podcast始めたので、さっそく参戦してみました。よかったら聞いてみてくださいね。

 

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です