Tokyo modal music lab Written by Takayuki Ueda

民族楽器ラバーブをだれでもカンタンに弾く方法vol1

Music score 譜面 Rabab ラバーブ

こんにちはパキスタン🇵🇰のペシャワールでスーフィーの楽器ラバーブを習い、現在Ustad Homayun Sakhiに師事しているウエダです。今日は、初心者にもわかりやすい民謡を弾くためのカンタンなラバーブのチューニングでできるポピュラーな曲をご紹介します。

フンザの女の子が弾くアフガン、パキスタン民謡

世界中のイスラム文化圏で知られているこのメロデイのルーツは
アフガニスタンではマザーリへ行こう(Bia ke borem ba Mazar)、パキスタンではZra mi na Qalara de で親しまれてます。
解放弦を利用した奏法なので、初心者にも弾きやすいです。
詩の内容はこちらの記事にまとめました。

わかりやすいように、シンプルな譜面も用意しました。こちらから無料でダウンロードできます。
Bia_ke_borem_ba_Mazar on Kata Tar

譜面のしたにSaとかPaとかありますよね、
これはアフガニスタン、パキスタンのドレミのことです。
うわーそんな馴染みないのもおぼえるの大変😭
と思うかもですが、実はこのシステム
西洋のドレミにほぼ連動しつつ、さらに発音しやすいので
とーっても合理的にできています。

ラバーブは沖縄の三線とおなじ?

たくさん弦があって難しそうなラバーブですが、実は実際に弾く弦は
だいたい3つだけ、なので沖縄の三味線にも近い感じもあります。
沖縄三味線だと女弦(細い弦)中弦、男弦(太い弦)とされますが、ラバーブの弦の呼び名はこんな感じです。

細い弦 Jelau Tar
中の弦 Miana Tar 
太い弦 Kata  Tar

Tarってのは、そう! GuitarやSitarのTarです
ペルシャ語で弦のことを意味します。
このことからも、ラバーブは弦楽器のルーツであることがわかりますね。

ラバーブは初心者でもカンタンに音が出せる理由

ラバーブにはギターやマンドリンみたいにフレット(仕切り)があるので、
チューニングさえできていれば、だれでもカンタンに夢みたいな音が出せちゃいます。
フレットごとの音符の呼び名はこんな感じ↓

曲やモードによって使う音階がかわります、
今回はBairamiに基づいたこの音をつかいます

ラバーブの音符  Sa Ra Ga Ma Pa Da Na Sa  
度数        1  2  3  4  5  6  7  1
英語の音符     D E♭F  G  A  B♭ C♭ D

西洋クラシックの方には馴染みないかもですが
度数でカウントして音階を導くコンセプトは、ジャズやロックの即興演奏やコード理論でも
使われています。
よーするに便利だからなんですよね。

Sa=1度の位置はいつも、おんなじではなく
曲やモードにあわせて移動します。
なので、はじめは馴染みないかもですが
慣れちゃえば、どんな楽器にもカンタンに適応できます。

ラバーブのチューニングも
実はそんなに難しくないです。
基本メインの弦3つは変えないで
ドローン弦と共鳴弦をモードにあわせて変えます。

ドローン弦は2つだからいいけど
共鳴弦はたくさんあるから、いちいちセット大変って思うかもですが
今回の共鳴弦のチューニングは
メジャースケールでもそっくりそのまま使えるので、ぜひぜひこのチューニングに慣れちゃいましょう。
詳しくはレッスンでお答えしますね。